北海道宿泊記 2014年2月(2泊3日)

あかん鶴雅別荘 鄙の座
Akan Tsuruga Bessou HINANOZA

全25室。北海道が誇る鶴雅グループ最上級グレード、大人のための隠れ宿。
 



1泊目:湖の座スイート307号室「山藤」 88u
2泊目:天の座スイート601号室「喜水」111u




羽田発7時40分の便で釧路空港着9時20分。1年ぶりの北海道です!
-2.8℃。もっと寒いかと思っていましたが、それほどでもなく。空港周りには何やら動物のオブジェがいっぱい。
レンタカーを借りていざ出発!レンタカーショップは空港から道を挟んですぐ近くに並んでいますが、車での送迎もあります。
早めのランチを食べるため、釧路西港へ向かいます。釧路市街への道はきれいに除雪されているので、雪道初心者でも大丈夫。
ネットで調べて美味しそうだった、炉端焼き屋さんの「喰処 鮭番屋」に到着〜。釧路空港からは30分弱で着きました。赤い「ア」の看板が目印。
朝の7時30時からオープンしていて、早い時間に到着の私たちにはありがたかったお店。事前に情報を得てないと、食事処だとは思えない店構えですよね(笑)
先ずは「阿部商店」と書かれた建物に入ります。広い店内にはショーケースが並び、生簀にはホタテと牡蠣。
たくさんの魚介が並びます〜。セルフで食べたいものをトレーに取って、お会計の後、隣のテントで焼いて食べられるというシステム。こういうのって楽しいなー♪
鮮魚ではなく干物がメインですね。自宅への発送も可能です。アレもコレも食べたいので、ホッケと時鮭は自宅へ送って、帰ってからのお楽しみにしました(笑)
レジ前のショーケースにはお肉系の串やソーセージなど、頭上には丼メニュー。誘惑が多いわ〜
ライスは大・中・小、丼は大・小のサイズを選べます。
ホタテ×2、牡蠣×1、銀だらカマ×1、つぼ鯛×1、ハラス×1、ししゃも×2、イベリコ豚串×1、うにいくら丼(大・小)、ライス小を頼んで計6,160円。リーズナブル!。地元の江の島だとホタテだけでも1,300円だったし(笑)
会計後はトレーを抱えてお隣のテントへ移動。ちょうど誰もいない時間帯でした。
好きな席を選んで座ると、おばちゃんが付きっきりで焼いてくれます。
ホタテは食べやすく切ってお皿に取ってくれました。横の干物がだんだんとテカテカしてきます。美味しそー♪
ここで「うにイクラ丼」とライスが届きました。ウニがウマ〜♪。丼は小サイズでもかなりボリュームがあり、干物用にと頼んだライスが余計でした^^;。
干物はハラスが一番美味しかったですね〜欲張り過ぎて、お腹がはちきれそう!(笑)
お茶や水はセルフで。帰りは用意されているファブリーズをブシャーと浴びて臭い取り完了!(笑)
食後は釧路湿原経由(53号線)で宿へ向かいます。途中、釧路湿原国立公園に立ち寄りました。
冬はこれといった見どころもなく・・・さぁ、次へ進みましょう(笑)
目的の「鶴見台」を見逃したようで、「鶴居伊藤タンチョウウサンクチュアリ」に着いてしまいました。
日本野鳥の会が運営するタンチョウの保護施設です。冬期間は給餌が行われているので、たくさんのタンチョウを見ることができます。
人間に見られているのに慣れているようで、みなマイペースでのんびりした動き。あちこちで大きな翼を広げて遊んでいる姿も見られました。
美しい雪景色に美しいタンチョウ。どこを撮っても絵になりますね!
タンチョウ欲も満たされたので、鶴見台はパスして宿に向かうことにしました。雪道が心配だった274号線から666号線へと進みます。私たち以外通行車両が全然なかったので、ゆっくり安全運転で問題なし♪
国道240号線に出ました。この道は雪よりもシカに注意!。「阿寒湖入口」を右に入ります。
鄙の座に到着〜。寄り道しながらも、鮭番屋から約3時間、ちょうどチェックイン時間の14時に着きました。
意外とごちゃごちゃした街中にあるイメージ。
車をスタッフに預けて、中へ案内されます。
エントランスがかっこいいー。大きな梟の彫刻に迎えられると、「ああ、鶴雅に来たんだな〜」と実感します。
広い玄関の先には阿寒湖を望むロビー。靴とはここでお別れ(笑)館内は素足で過ごします。
チェックインは眺めの良いバーカウンターで。目の前は雪で覆われて真っ白な阿寒湖。宿も雪に埋もれてます(笑)
ウエルカムスイーツはプリンでした。
豊富なデザインの中から好きな浴衣を選べます。珍しく男性用も数種用意されていました。
エレベーターで客室へ。各フロアごとにエレベーターの扉の色や廊下のデザインが違い、3階は緑色の扉。確か5階がアイヌっぽいデザインで面白かったと記憶しています。
鄙の座に泊まるなら、阿寒湖を客室から見渡せる「湖の座」か「天の座」が絶対。しかし、どちらにも快適そうなソファがある客室がないように感じました。ソファでのんびり過ごすのが大好きなので、客室選びに迷いに迷いった結果、ソファ代わりになりそうなベッドが唯一窓際にある「307号室/山藤」を1泊目にチョイスしました。
※ネット予約だと部屋の指定はできませんが、宿に直接電話すれば部屋の指定は容易にできました。
エレベーターホールのすぐ横が客室へのアプローチです。玄関扉はデザイン重視の引き戸ですが、内側に防音効果もある防火扉があるので、騒音は全く聞こえませんでした。玄関を入ると先ず左側にキューリグのあるミニバー。
左に曲がると左手にサニタリー、右手にリビング&ベッドスペース、後方に和室があります。
リビングのソファは背もたれが木なので座り心地はいまいち。デザイン性よりも快適性を優先して欲しいなぁ。
しかし、リビングからの眺めは抜群です(´ε`*)
「湖の座」をチョイスした理由の一つには、マッサージチェアが窓際にあること!。阿寒湖を眺める特等席♪。マッサージ機能はいまいちでしたが、ソファ代わりに大活躍しました。
ベッドスペース奥にはライティングデスクとテレビ。デスクの箱の中には様々な文具や薬などが用意されていました。
ベッドスペースの照明はかなり暗かったですね。ベッドで読書する人は読書灯のリクエストが必須。
ベッドスペースは障子で完全に仕切ることができますが、個人的には障子がない方が(もしくは壁に収納できた方が)解放感があって好みかも。
窓際のテーブルセットは雰囲気があってお気に入り〜♪。座るところがたくさんあるのは楽しいですね。
他の「湖の座」はすべて和室が窓際なんですが、いつも和室はただの荷物置き場になってしまう私たちには、和室が奥に引っ込んでるこの山藤が合ってました(笑)
和室は6畳。正面中央の障子の中にはテレビが隠れています。和室も完全に仕切ることができるようになっています。
クローゼットの引き出しには浴衣がたくさん。他にパジャマとチェックイン時に選んだ浴衣もありますし、着替えがたくさんあるのはいいですね!。
予想通り、この和室に座ることは一度もなく・・・(笑)
リビング横には、どーんとガラス張りの透け透けお風呂(笑)
洗面台は2か所あり、こちらはリビングにオープンな場所にある洗面台。バスルームへの出入り口も2か所あり、リビングから直に出入りすることもできます。
洗面台下には冷蔵庫。中の飲み物は無料です。その他アメニティなど。巾着はお持ち帰りOK。
こちらはもうひとつの脱衣所にある洗面台。脱衣所の奥にはトイレ。
基礎化粧品やドライヤーなどがごっちゃり置いてある(笑)。大きなアクセサリーボックスや素敵な手鏡もあり。
明るく広々としたシャワーブース。その先に客室露天風呂。
とーっても広いバスルーム。デザインは支笏湖の「水の謌/プレジデンシャルスイート」にそっくりですが、浴槽のサイズはこちらの方がはるかに大きく感じました。
泉質は単純泉。循環ろ過、加温してあるそうです。温度は自分では変えられませんでしたが、常にちょうど良い温度が保たれていました。
インナーバルコニーに簾がかかってる感じの露天風呂です。この簾がかなり丈夫で、風にそよぐこともなく、外気を遮断していました。もっと極寒でも良かったなー(笑)
3階ですが、外からの視線は気にならなかったですね(冬期限定かも?)。それよりも室内からはこの通り丸見えです(笑)
もちろん、リビング側のシェードカーテンを下ろせば、脱衣所からバスルームまで完全に目隠しできますよ!(笑)
トイレはひとつです。姿見は和室にありました。
3種の枕をはじめ、貸し出し備品もたくさん。アクアピローと電気スタンドをリクエストしました。
阿寒湖方面から見て、左側の4フロアが「湖の座」の客室、客室露天風呂を挟んで右側の4フロアが一番グレードの高い「天の座」の客室になっています。「山藤」は左側の3階。
3階ということで、眺望や外からの視線がどうなのか少々気になりましたが、この通りの素晴らしい眺望です。眼下は雪に埋もれていますし、阿寒湖への通路も遠くて人通りもほとんどなかったので、視線が気になることもありませんでした。
ただ、左右の建物が鄙の座より前にせり出しているので、完全なる解放感はありませんでしたが^^;
キューリグのコーヒーとおこっぺ牛乳でカフェオレを♪眺めが良いと数倍美味しく感じます(笑)
夕暮れ時もいい雰囲気です。
ちなみに夜は外から客室内がよく見えるので要注意。まぁ、何か着てればそれほど気にはなりませんけど(笑)
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あかん鶴雅別荘 鄙の座HP
「山藤」1泊2食(萌木膳) 45,150円/1人
「喜水」1泊2食(蒼風膳) 55,690円/1人 



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