奥飛騨温泉郷 新穂高温泉 槍見館

宿泊記 2012年1月

全15室。槍ヶ岳を一望できる湯巡りの宿。



土蔵造り離れ「霞」
和室+ベッドルーム+テラス付き露天風呂


《施設・食事編》


温泉は全部で9つ+足湯が1つあります。貸切風呂の「ほたるの湯」と足湯の「なごみの湯」は今回閉鎖中でした。
チェックイン後の館内はネーム入りの草履で移動します。大浴場と離れは宿の端と端に位置しているので遠いですが、いい運動にもなります(笑)
●大浴場(チェックインから翌朝10時まで)

女湯「かかの湯」と男湯「ごての湯」があります。どちらも同じような造りだと思います。写真は女湯「かかの湯」。タオルは部屋から持参します。
リニューアルしたばかりのようでピカピカです♪大きな窓からは北アルプスが望めるようですが、湯気で何も見えず(笑)
確かバリアフリーのお部屋にしかシャワー(洗い場)が無かったと思うので、すべての温泉の中で唯一洗い場のある大浴場はチェックイン後かなり混むかと思ったんですが、誰もいませんでした♪その後もいつ行ってもなぜかガラガラ(^ω^*)
●露天風呂&貸切風呂(チェックインから翌朝10時まで)
すべての露天・貸切風呂に洗い場はありません。また、タオルもないので部屋から持参します。(湯めぐりの際、バスタオルを1枚しか持参しなかったら大変なことに!極寒の中、濡れて冷えたタオルで身体を拭く破目になってしまいました(笑)。是非とも入るお風呂の数分持参しましょう・笑)

露天風呂は更に遠く。大浴場入り口の横に露天風呂と貸切風呂への出入り口があります。ここからはロビーで借りた長靴を履いて。
滑り止めの藁が敷かれた階段を下ります。途中風が吹くとこんな感じの過酷な状況に(笑)雪をかぶりながらの温泉巡りです(笑)。
槍見館の露天大浴場「槍見の湯」と「まんてんの湯」は混浴となっています。人気の「槍見の湯」は朝7時から9時までは女性専用となっていたので、ちょっと入ってみました。
○混浴その@「槍見の湯」

フロントで入浴用バスタオルの貸出があります。一応脱衣所は男女別々ですが、脱衣所の出入り口は向かい合うようになっており、アプローチも1ヶ所です。混浴時間の場合、女性は入るのに勇気がいるかも^^;
それほど大きなお風呂ではないですが、一番川に近く視界も開けているので、開放感は抜群です。
入浴目線で見た脱衣所から露天風呂へのアプローチ。出入りには急な岩の階段を上り下りしなければならないので、いくらバスタオルを巻いていても、こりゃ丸見せかしらん^^;誰かが入っていたら入りにくいお風呂ですね。
○混浴そのA「まんてんの湯」

こちらのお風呂は脱衣所とお風呂へのアプローチが男女別々になっています。下記写真は女性用出入り口から見たお風呂です。こちら側は高い岩で囲まれているので、開放感はあまりないです。
ひょうたんのような形のお風呂で、男女お互いの出入り口は見えないようになっています。右下写真の細くなった部分の向こう側には男性用の出入り口があります。
こちらは男性用出入り口から見たお風呂。左下写真が女性用出入り口から続く通路です。こちら側の方が少し景色が開けているので開放感があります。何となく男女が別れているので、混浴でも「槍見の湯」よりは入りやすいでしょうか。私は混浴などこっぱずかしくて絶対無理なので入りませんでしたが(笑)
○女性専用露天風呂「岩見の湯」

脱衣所にも降り積もる雪が(笑)。
その名の通り、岩しか見えない(笑)。まるで洞窟風呂のような感じです。
○貸切風呂(4つ)

空いていれば好きなときに入ることができます。木の札を「入浴中」にして入ります。ドアというより上下が開いている木戸で、鍵も無く、木の札も風で裏返ってしまいそうな心もとない出入り口です^_^;
○貸切風呂その@「播隆の湯」

ここの脱衣所も雪が積もってました(笑)
3〜4人は入れそうな大き目の岩風呂です。全体が囲まれているので半露天風呂といった感じ。
半身浴もできるし気持ちの良いお風呂なんですが、問題は出入り口(外側)から湯船が見えちゃうこと。落ち着いて入ることができませんでした(^_^;)。もっと目隠しをするか、「入浴中」の木札は手前の看板に提げるかした方が安心して入浴できると思うのですが。
○貸切風呂そのA「渓流の湯」

貸切風呂の中で一番川を近くに感じることができるお風呂です。
1〜2人用のこじんまりとした大きさ。ジャグジー風呂とのことですが、ジャグジーは作動していませんでした。でも、温泉にジャグジーは必要ないと思うので、逆によかった(笑)
このお風呂は一方が開けているので開放感があって気持ち良かったです!貸切風呂の中で一番のお気に入り♪3回も入ってしまった!(笑)
こちらは出入り口からの視線はしっかりと遮断されているので安心して入浴できます♪
○貸切風呂そのB「森の湯」

このお風呂はTVチャンピオン大工王選手権の作品だそうです。遊び心がある小屋の中の内湯です。
打たせ湯、ブランコ、滑り台があり、子供向きのお風呂かな?昼間見たときは「なんだかなー(^_^;)」と思って入らなかったのですか、夜に試しに入ってみたら意外と湯船も大きく、この閉ざされた空間が何とも心地良く落ち着きました♪
今回雪で閉鎖されていた足湯「なごみの湯」と貸切風呂そのC「なごみの湯」です。雪で埋もれていました(笑)
川沿いの貸切風呂ゾーンはこんな感じの雪の世界。左右に貸切風呂が点在しています。見上げると近くて遠い離れのお部屋(笑)
●館内

レトロでシック。もっと民宿っぽい感じかと思っていたのですが意外と素敵(笑)。洗練されすぎてないところがグー。「えっ?こんなところに?」って場所にテーブルセットや本棚があります(笑)
●食事処

夕食は6時から(決まってました)母屋の食事処で。準備ができ次第、客室に電話が入ります。複数テーブルのある広間や囲炉裏の間もあるようですが、今回は事前に個室をお願いしておきました。通されたのは2人では勿体無いくらい広く高級感のある個室♪
掘りごたつでテーブルは囲炉裏の設備があるようですが、なぜか囲炉裏は使わずガスコンロでした^^;
前菜の大皿には郷土料理がたくさん♪実はどれもちょっと苦手な味なのですが、奥飛騨っぽくて目では楽しめます(笑)初めて食べた「漬物のステーキ(バターと卵黄と味噌焼き)」は美味しかったなー♪
予約時に別注品は何があるか問い合わせたところ、「『牛肉の朴葉焼き』か『ステーキ』がありますが『牛肉の瓦焼き』がコースに入っているので、この時期の別注品は『岩魚の姿焼き』くらいですかねー。」ということだっので『岩魚の姿焼き』を注文。なのになぜか来たのは『岩魚の活造り』・・・。別注のはずの姿焼きはコースに入っていました。活造りは大の苦手だけど、岩魚に申し訳ないので頂きました(夫が)。
これまた『牛肉の瓦焼き』ではなく『すき焼き』だった。これだったら『ステーキ』か『朴葉焼き』を追加しておくんだったなー。なんか色々適当だけど、なぜか怒る気が起きない、そんな宿です(笑)
朝食も同じ個室の食事処で。朝8時30分から。奥飛騨らしい素朴なメニュー。朝もやっぱりガスコンロ(笑)
山ほどあるご飯とお味噌汁でお腹パンパン(笑)

それほど高い宿ではないので、食事もお部屋もそれなりです。「かつら木の郷」と似た雰囲気がありましたが、全てにおいて「かつら木の郷」に軍配かな。でも、離れ「霞」の客室露天風呂に関しては、この金額に見合わないくらい贅沢なものでした♪

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1泊2食付き1人27,450円×2人=54,900円
槍見館HP

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