二期倶楽部

宿泊記 2012年4月




1泊目 : NIKI CLUB & SPA(東館) メゾネットパビリオン Room.49 (68u)

2泊目 : にき倶楽部1986(本館) スイート「竜胆(りんどう)」 (55.2u)
 



二期倶楽部を知ったのは約10年ほど前。その頃はまだ部屋の広さや豪華さを重視していた私には「二期倶楽部はまだ早い」と感じていました。それから約10年、高級と呼ばれるいくつかの宿を経験し、本当の贅沢、心地良さとは上質なホスピタリテイにあると分かりはじめてきた今日この頃。そろそろいいんじゃないかと満を持して行ってまいりました。が、・・・期待しすぎたのかレベルが下がったのか、客室は素晴らしかったのですが、その他は辛口になっております・・・
 《客室編》
二期倶楽部の一番の楽しみは“自然の中でゆっくりと楽しむ美味しい朝食”!2つあるレストランはどちらも美味しそうだし、せっかくなので本館と東館の両方に宿泊してみることに。1泊目は東館なので、東館のレセプションへ向かいます。
 レセプション横の駐車場の先にパビリオンが見えます。意外と駐車場と近い。
 駐車場側から見たメイン棟。手前がレセプションで奥がガーデンレストランです。
 ガラス張りの明るいレセプションでチェックイン。ガーデンレストランで昼食をとったあとすぐ、1時半前にお部屋に案内していただけました。
 東館はメイン棟とパビリオンが向かい合った感じになっています。
左下の写真は メイン棟から見たパビリオン。思っていたより近い位置にありました。メイン棟に向かって建っている50〜54号室、特に51号室と52号室(写真右下)はあいだが通路になっているので、外からの視線が気になる場所ですね〜。ちなみに、30〜34号室はパビリオンコート(中庭)側、35〜43号室はキッチンガーデン側、44〜49号室は田園側にリビングとテラスがあります。なので、他に視線が気になりそうなのは30〜34号室、目の前と間に通路がある44〜46号室あたりでしょうか。
 パビリオンコート(中庭)です。4月下旬でも那須はまだまだ寒い冬でした。少しは新緑が芽生えているかな〜なんて期待していたんですが、この通り冬枯れの景色^_^;
 予約の際に「景色がよく、外からの視線が気にならないお部屋を」とお願いしたら49号室になりました。
 玄関を入ると手前にタイル張りのバスルーム、奥に大きな吹き抜け窓のあるリビングです。
 テラス越しに見える田園。田園が緑に染まる季節は素晴らしい景色でしょうね〜
 テラスに向かって2人用のソファが。テレビではなく景色を見ろと言わんばかりの配置です(笑)
 ソファの後ろにはミニキッチン。コーヒー豆とミルがあるのがポイント高し〜♪
 テーブルセットとヤコブセン(でしたっけ?)のスワンチェアー。どっちかっていうと観賞用のステキ家具(笑)
 2階はにはツインベッドとライティングデスク。テレビもあります。
 デスクの横にクローゼット。白いパジャマ、グレーの部屋着、黒いひざ掛け、他にダウンジャケットがありました。
 2階は吹き抜けとサイドの大きな窓と、バルコニーへの掃き出し窓があり、とても明るくて気持ちの良い空間でした。
 バルコニーからの眺め。このデッキチェアーが1階のテラスにあった方が快適だったかも。
 2階吹き抜けからの1階の眺めはかっこいいですね!
 オールインワンタイプのバスルーム。すりガラスで外の景色は見えませんが、明るく広々としています。
 49号室は一番端に位置していますし、通路もありませんので、メゾネットパビリオンの中では一番良いロケーションのようですね。カエルがケロケロ鳴く声だけが響きます。
 暖かな季節ならこのテラスも活躍できそうですが、4月だとまだ寒くて中から眺めるだけのテラスでした(笑)
 田んぼ側から見たパビリオン。49号室はメイン棟の近くにありますが、角度が違うので全くその存在を感じることはありませんでした。
田んぼ側だと47〜49号室あたりがベストポジション!
 お隣のスタンダードパビリオン48号室が空いていたので見学させていただけました。49uです。こちらのお部屋の方がせり出している分田んぼも近いし塀もないので、景色は49号室より素晴らしく感じました。
 テラス側にリビング、中央のキャビネットを挟んで玄関側にツインベッドとミニキッチン。
 もっと狭いイメージだったんですが、結構広いです。このお部屋でも十分ですね〜
 東館は室料のみで食事付のプランがありませんでした。なので、室料84,300円プラス朝食7,392円(3,696円×2人分)プラス夕食27,300円(13,650円×2人分)で、1泊2名で12万近くかかります。結果として、1泊2食付の本館スイート(115,300円)より高くなってしまいました。残念ながら私たちはコンランの家具にあまりありがたみを感じなかったので、1泊12万の価値はないな〜という感想。東館はコンランの家具が好きな人向きですね!
 2泊目は本館ですので、駐車場も移動します。本館の入り口はひっそりとした感じ。
 二期倶楽部の本館「にき倶楽部1986」には部屋の前に水盤が広がる和洋室が6室、ダブル・ツインルームが6室、スイートと同じグランドレベルにある「水庭」、スイートが4室あります。全17室です。
 3.11で破損して以降、まだ補修が終わっていない本館「和洋室」。閉鎖中でした。
 この二期倶楽部の象徴ともいえる和洋室の建物は、思っていたよりこじんまりとした印象。玄関が水盤側(リビング側)ですし、二期倶楽部に来たゲストは一度はこの建物を見学に来るだろうことから、外からの視線は気になるところ。
  この和洋室から一段下がったところに本館ダブル・ツインルームが並び、さらに一段下がるとスイートです。
 一番下のスイートの玄関通路です。ここからは一段上の本館ダブル・ツインルームの客室内がちょっと見えてしまうかな?
 今回宿泊したのはスイート「竜胆」。予約の段階ではスイートは「竜胆」しか空いていなくて選択できませんでしたが、宿泊時までに他はすべてキャンセルになってしまったそうです。
 
玄関を入ると正面にベッドルームに続く通路、左へ行くとリビングがあります。
 リビングの南側は全面窓ガラス。窓の外には川へと続く庭園が広がり、すばらしい景色と開放感です。
 リビングにはオットマン付きの快適ソファが2つ、テレビ、そして暖炉♪♪
 窓際のチェストの中には冷蔵庫とお茶セット。リビングからの景色が素晴らしいです。
 この開放的な景色を眺めながら、のんびりコーヒーを挽く時間がなんとも贅沢♪
このソファは回転するので、明るいうちはお庭方向に向けて、夜は暖炉に向けて過ごしました♪
 4月下旬とはいえ、夜になると4〜5度とまだまだ寒かったので、早速暖炉に火を入れてみました。本物の暖炉のある部屋って初めてで大興奮〜(笑)
 ちょっと煙いけど、暖炉っていいわぁ〜、落ち着く〜(笑)。窓を少し開けて川の音を聞きながら、暖炉の火をぼーっと眺めていると、頭の中真っ白、なーんにも考えられなくて時が止まったみたいに(笑)
 ベッドルームはガラス張り!!想像以上の素敵空間♪
決して広い部屋ではないのに、全く狭さを感じないどころか、まるで外にベッドが置いてあるかのような開放感!緑の中に寝ているようで、本当に気持ちの良いベッドルームでした。
 庭側から見たベッドルームです。
リビングとベッドルームの間にトイレとバスルームがあります。せっかくトイレにドアがあるのに、廊下とバスルームを仕切る扉はトイレの外側の廊下。このお部屋も1人が入浴中はトイレが使えません^^;
すっきりと使いやすい洗面脱衣所。バスルームはフィックス窓で開けることはできませんが、眺めは最高です〜♪スイートには私達しか泊まっていなかったので、昼間でもブラインドを開けたまま人目を気にすることなく入浴を楽しめました♪
「竜胆」の庭側から見た全景。庭へはリビング、ベッドルームからそれぞれ出ることができます。
夜はこんな感じで丸見えに(笑)
レストラン側から見たスイート前のお庭(左)と、一番奥の「躑躅」側から見たお庭(右)です。
庭先に流れる川。スイートのロケーションは二期倶楽部の中で一番ですね。右の写真は川沿いから見た「躑躅」と「竜胆」。
基本的にスイートに泊まってるゲスト以外は入ってこない場所なので、今回はこの広いお庭と川を独占できてラッキーでした♪
建物もロケーションも全てにおいて本館の方が好みでした。東館の田んぼから聞こえるカエルの声も良いですが、スイート前にある川の水音がとにかく心地良かったです。


ただ本館の方が“生き物”が多かった^^;。どこから入ったのか小さなカエルとか(靴の中にも!怖っ)、得体の知れない獣(笑)が部屋の外をウロウロ・・・(笑)。おそらくハクビシンかなぁ?
本館の12号室以外のお部屋を見せていただくことができました。

●先ずは、94.8uと一番の広さを持つ本館スイート「楓(かえで)」です。
 
楓だけは玄関が庭側にありました。 
 暖炉のある広々としたLDK。大きな掃き出し窓からの眺めも素晴らしく、快適に過ごせそうです。
ここにも オットマン付の快適ソファ。しかし2ベッドルーム(4人用)なのに1人用ソファが2つでは足りないような。
 2つのベッドルームは全く同じ作り。ツインベッドタイプです。それぞれにテレビとデスク、クローゼットがありました。
 バスルームは1つ。トイレは2ヶ所にありました。
 ベッドルーム1つでもう少し安かったら一番快適そうですが、2人で泊まるにはもったいないお部屋ですね〜
●一番奥に位置する本館スイート「躑躅(つつじ)」です。76.9u。見せて頂いたすべての部屋の中で、一番気に入りました!
 
 ゆったりとした大きなソファのあるLDK。
 ベッドルームにもソファセットがありました。バスルームとトイレもあり、このお部屋だけでも十分満足できそう♪
●本館スイートの中で唯一和室のある「撫子(なでしこ)」68.8u
 
 横に細長いイメージの客室。ダイニング、リビング、和室、ベッドルームが細切れになっている感じで、2人で泊まる場合はちょっと微妙な間取りかな?
ダブルベットタイプのベッドルーム。テレビもあります。
 こちらのお風呂は檜風呂。他のスイートのバスルームはすべて南側の庭に面していますが、撫子のバスルームはお部屋の中庭に面しています。
●レストラン「ラ・ブリーズ」の隣に位置する「水庭(みずにわ)」です。42.5u池に浮かぶように作られた和室が涼しげ。テラスから続く飛び石を伝ってお庭へ出られます。
 お庭側から見た「水庭」の和室。バスローブ姿などでお庭に出すぎると、レストランから丸見えに(笑)
 和室にテレビはなし。奥に茶室があります。
 中庭に面する窓が大きく、明るいベッドルーム。ダブルベッドでした。
 檜風呂のある広々としたバスルーム。
●ここからはスイートより少し高い位置にある本館ルームです。先ずは「ルーム11(32.3u)」。
 
テラスに足湯があります!このお部屋の前には通路がないので、人目を気にせずゆっくりくつろげそうです。 
 しかし、テラスを広くとったせいか、部屋が狭い^^;。
 ベッドスペースも荷物の置き場にも困る感じの狭さ。中央に置かれたリビングとベッドスペースを仕切るチェストがより部屋を狭く感じさせてます。もう少し背の低いタイプならまだ良かったのに。
 南側に面する明るいバスルーム。
1 泊1人37,000〜48,000円の客室としてはちょっと狭すぎかなぁ。
●次は本館ルーム13(37.4u)です。
 
 一番狭いタイプのルーム11を見た後だったからか、こちらのお部屋はとても広く感じました!ベッドとリビングが一体のワンルームタイプで、窓も大きく開放感もあります。
 中庭に面して置かれたライティングデスクも素敵。
 スイート以外の本館の客室の中では、このルーム13が一番好み♪
●囲炉裏のある本館ルーム14(43.3u)です。
 
 コの字型の間取りです。一方には掘りごたつ式の囲炉裏があるお部屋。
 窓が多くて明るく、雰囲気のある素敵な空間。でも囲炉裏以外何もない(笑)。
 コの字のもう一方はツインベッドタイプの明るいベッドルーム。テレビはベッドルームのみ。
 ルーム14は檜風呂です。ダブルシンクで洗面所も広々。
●暖炉のある本館ルーム15(42.6u)
 私たちが泊まった「竜胆」のリビングにとても似ています。全体的に狭くした感じで、オットマンとテレビはありませんでした。
 南に面した明るいベッドルーム。ダブルベッドでした。
 このお部屋もダブルシンク。お風呂は中庭に面しています。
 ●ルーム15と左右対称な間取りのルーム16(42.6u)です。暖炉がなく窓が3面あり開放感があるので、こちらの部屋の方が広く感じました。
 ルーム16のリビングにもテレビはないかな?
 ベッドルーム、バスルームはルーム15と同じ。
不満編へと続く・・・
 二期倶楽部HP
東館メゾネットパビリオン
ルームチャージ84,300円+朝食7,392円(3,696円×2人)+夕食27,300円(1,3650円×2人)=118,992
本館スイート「竜胆(りんどう)」
 1泊2食115,300円/2人


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