奥飛騨温泉郷 平湯温泉 もずも

宿泊記 2010年2月

4000坪の敷地に、わずか10室。全室露天風呂付き、和モダンのシンプルな宿



「森羅」
和室10帖+ベッドルーム+テラス+露天風呂




入り口が雪に埋もれていました。というか、宿自体が埋もれていました(笑)。駐車場には「かまくら」も!
18歳以上限定の大人の宿。ロビーは一面ガラス張り。窓の外の雪景色が絵のように美しい。
いつもシーンとしていたロビーとフロント。パブリック露天に行くにはこのロビーを通るのですが、通るたびにフロントにいるスタッフはなぜかサっと姿を隠します。できるだけ姿を見せない方針なんだろうか?(笑)。若いカップルが多いせいか、ゲスト同士も目を合わせないようによそよそしいし、なんだかラブホテルみたい・・・(笑)
松の無垢板のを多用したロビーや廊下は、明るくすっきりとしていて気持ちの良い空間でした。
ロビーを中心に左右に長く客室が並んでいます。パブリックの温泉があるサイドに客室「縁壽」が5室、反対側に客室「森羅」が5室。「縁壽」は「森羅」より和室、露天ともにコンパクトになります。またパブリックの温泉が近いという利点はありますが、客室前の廊下の人通りが多いともいえますね。
「縁壽」は個室処での食事、「森羅」は部屋食になります。私たちは部屋食が好きなのもあり、より静かに過ごせそうな「森羅」にしました。

「一位」というお部屋でした。余計なものを一切排除したようなシンプルな客室。この宿はどこもかしこもシンプル!
テラスにも雪が迫っていました。見上げると素晴らしい景色!
広々とした洗面所兼脱衣所。薄いバスタオルとフェイスタオルが2枚ずつだったかな?洗面所にはタオルウォーマーや暖房もないので、濡れたタオルは和室のエアコンの下に広げて乾かしました。タオルが乾きにくい冬はちょっと不便かも。
部屋付き露天は檜か御影石になります。檜風呂のお部屋は、和室の机が低い囲炉裏の部屋(食事しにくそう)しか空いていなかったので御影石の部屋にしました。
源泉かけ流し、少し熱めの茶褐色のお湯です。底に付いたお尻や膝が茶色くなりました。この洗い場、狭いので泡が湯船に入らないようにするのが大変でした。しかも反対側に向けると扉の下から洗面所に浸水するし、カランも壊れ気味でかなーり使いづらかったです(^_^;)
2人ゆったり入れる大きさ。半身浴ができる段差もあります。しかし、御影石がザラザラした質感で、擦ってしまったのか膝や肘に傷ができてヒリヒリしました(涙)桧風呂にしておけばよかった〜
夜に入浴したら、両隣のゲストも同時に入浴中。しかも両隣ともなぜか「飲んでぇ〜♪飲んでぇ〜♪飲まれて〜飲んでぇ〜♪」と同じ歌を大声で歌ってカップルで酔っ払って大騒ぎ。やっぱり静かな「離れ」の宿がいいなぁ・・・としみじみ感じる夜でありました(´・з・`)
パブリックの露天風呂へのアプローチです。スリッパから外履きに履き替えて少し歩きます。雪が積もった石造りの階段は滑るんですよね〜。夜に一度コケてしまいました^^;。
突き当たりに脱衣所があります。タオルは置いていないので部屋のタオルを持参します。暖房は無いので極寒です。でも、ブルブル震えながら熱いお湯に飛び込むのは最高に気持ち良かった(笑)
写真左が男湯(凸)、右が女湯(凹)です。何やら微妙な大きさ&デザイン。客室も少ないし、いっそ貸切風呂にしてもらった方が落ち着くような・・・
女湯の入浴目線。入ってみると意外と大きかったです。チェックイン後と夕食後に行きましたが、どちらも貸切状態でした。多分、このお風呂を下見して大きさを知っていれば、他のゲストが入浴していたら入るのを遠慮するのでは?と思います。
明るい時間に入った時は落ち着かなかったのですが、夜はちょうど雪がどわ〜っと降ってきて、と〜っても気持ち良く入浴できました〜(*´ω`*)。モワモワの湯気と激しく降る雪、一面真っ白で幻想的な世界!
夕食は部屋で頂きます。飛騨牛がメインの懐石料理。ボリュームもあり、とっても美味しかったです!特に飛騨牛の握りが山葵とバッチリ合ってウマウマでした。
しかし、配膳の女性が完全に居酒屋のノリ。ハキハキと大きな声なのは良いですが、ニコリともしない。体育会系でちょっと怖かったです(苦笑)。
朝食もお部屋で頂きます。朝食もなかなか美味しかったです。部屋食って楽でいいわぁ〜、特に朝は。しかし、やっぱり配膳の女性は怖い。

宿も綺麗だし食事も美味しい。でも何かが足りない。なんでしょう・・・部屋の居心地?ホスピタリティ?
基本的に放っておいて欲しいタイプなので過剰なサービスは望んでいませんが、接客にもう少し暖かみがあったら・・・。
でも、コストパフォーマンスは抜群の宿だと思います。


1泊2食付1人25,000円×2人=50,000円


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