COCO PALM dhuni kolhu maldives
モルジブ ココパーム・ドゥニコル 旅行記 2002年3月(9日間)

ココパーム・ドゥニコルというリゾートについて

まさに完璧!!
足りない部分を探しても見つかりません。
常に予想を上回るきめ細やかなサービスを提供してくれる素晴らしいリゾートでした。
ゲストのプライバシーをしっかりと守っていて、裏方のスタッフはあまり姿を出しませんが、しっかりとしたサービスを十分に受けている、という満足感を得ることができます。

自然・環境保全にとても力を入れている印象を強く感じます。思わずゲスト側の環境保全意識もグっと高まってしまいます!


ゲストが起きる夜明け前にせっせと浜の掃除をするスタッフ

ゴミひとつない美しい浜辺は、こうしたスタッフの努力によって作り出されていたのですね〜

あの奇跡のような美しい浜辺の前では、髪の毛1本も落としたくない!といった感覚を持ちました。
島にいくつかある珊瑚の砂でできた灰皿です。
すぐに掃除され、ココパームのロゴが型押しされていました。
私は灰皿にタバコの吸殻があるのを1度も見かけませんでした。
もちろんポイ捨てされているタバコなど皆無!
カメが産卵の為に上陸することで有名なココパーム。

カメの産卵場所を荒らされないような気遣いがされています。

本当に自然環境を大切にしていないと、カメは来てくれませんね。
島にあるすべての自然のもの、砂・貝、珊瑚は持ち出し禁止です。

ゲストが貝を持ち帰ってしまうと、ヤドカリが困ってしまいます。貝はヤドカリのための家、と書いてありますね。
リゾート内での釣りはもちろんのこと、餌付けも禁止されています。

なので餌目的で魚は寄ってきませんが、魚の仲間になって一緒に泳ぐのも楽しいものです。
毎晩違ったデザインのベッドデコレーションがされます。
ディナーを食べて部屋に戻るのが毎日楽しみでした。

これは最終日のベッドメイク。
崩すのがもったいないですね。

毎日2回、部屋の掃除が入ります。
決してゲストが部屋にいるときに入ってきたりはしません。
多分ゲストが食事に行くと、レストラン側から掃除のスタッフに連絡がいくようになっているのでしょう。
ダイビングやシュノーケルから部屋に戻ると、心にくいタイミングでアペタイザーやケーキの盛り合わせが届きます。
これが想像以上に美味しい!!
甘いものが苦手な私達でもペロリと食べれてしまう美味しさです。

それにしてもこのタイミングはどうやって演出しているんでしょうか・・・?

南の島の食事なので、あまり期待はしていませんでしたが、びっくりするほど美味しかったです。
アラカルトレストランもありましたが、ビュッフェがあまりにも美味しくて毎日3食山盛りを平らげていました(笑)
甘いもの嫌いなのに、毎回デザートにまで手を出してしまうくらい、全てが美味しかったです。

ビュッフェの他に魚のソテーやパスタも目の前で作ってくれます。
食事の時に担当のスタッフが毎日ちょっとしたプレゼントをしてくれます。
これはナプキンで作った人とアヒルとウキザ?

こんなサービスもゲストを少人数におさえているからできるのでしょうね〜
夕方に島内を散歩中、サンデッキが置いてあったのでちょっと休憩していたら、どこからともなくスタッフが現れ、飲み物を持ってきてくれました。

ココパームのマンゴージュースはフレッシュで最高に美味しい〜!
滞在中、マンゴージュースばかり飲んでいました(笑)
ホテル側からのメッセージはこの筒に入れられて、部屋のドアノブに掛けられます。

なんともオシャレ〜
部屋にはゴミを持ち帰る袋が用意されています。
リゾート滞在中に出た包装のビニールや電池など、燃えないゴミは全て持ち帰ります。
今回一番驚いた出来事。
シュノーケルに出かける際、コテージのプールの縁のタイルを踏んだら割れてしまいました。後でスタッフに連絡すればいいかと、とりあえず割れ目を合わせて元に戻し、海へ出かけました。
シュノーケルから帰って来てびっくり!
スタッフがタイルの補修工事をしていました。
どーして分かったの?!水上コテージのテラスはどこからも見えないようになっているし、割った私でさえどこだったか分からないくらいちゃんと重ねてあったのに!

恐るべし、ココパームのスタッフ!!

担当のウェイター:ナシール
紳士で職人のような雰囲気。食事の時間を楽しくて気持ち良く過ごせたのは彼のおかげ。ナシールとお別れするのは、とっても寂しかった。
ジェッティ担当のキラ。
英語ペラペラのインテリちゃん。旦那と親交を深めていた。話し好きで姿を見かけると寄って来る(笑)
使い捨てカメラを買うため毎日通ったブティックのモハメッド。日本語もちょっと話せます。 ラグーン・バーのアブール
日本人を見かけると「ばいばいきーん!」と呼びかけてくる(笑)かなり陽気なモルディビアン。
ジェッティ担当のデパック。
遠距離恋愛中の彼女と私がそっくりだ、と話しかけられてから仲良しに。
私達が島を発つ時間は仕事で見送りに行けないからと、デパックからの手紙をキラが届けてくれた。最後の”I miss you now”に、不覚にも涙ぐんでしまいました。

こんなにも「帰りたくない」と思った旅は初めてでしたね〜

帰国当日、船に乗りココパームが遠ざかっていく景色を見たとき、まるで夢の国の入り口が閉じていくような感じがしました。

あんなにも美しい島が、現実にまだこの世に存在しているのだろうか?と不思議な気持ちになります。

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